新図書館整備計画検討委員会で伊万里市民図書館の視察研修を行いました。

日時：令和3年9月29日（水曜日）14時～16時
場所：伊万里市民図書館
参加：新図書館整備計画検討委員会委員9名（5名欠席）
　　　勝本教育長、山本教育次長、北野生涯学習課長、久松課長補佐、
　　　和田課長補佐、松本主任、今井図書館長、
　　　アカデミック・リソース・ガイド(株)岡本氏、吉村氏

【内容】
1.伊万里市民図書館の概要
2.館内視察

【伊万里市民図書館の概要について】
伊万里市民図書館の概要及び開館までの経緯について説明を受けました。
市民と職員が参加する「図書館づくり伊万里塾」を平成5年6月から平成6年2月までに8回開催し、平成7年7月7日に開館。
「伊万里をつくり　市民とともにそだつ　市民の図書館」を目標としています。

現在の図書館活動は、
・赤ちゃんのブックスタート事業　　
・自動車文庫ぶっくんの巡回
・朝の読書活動　　　　　　　　　　
・うちどく（家読）の推進
・「こころと命のコーナー」の設置　
・ビジネス支援の展開
・情報化時代のオンラインデータベース利用、電子出版にも対応
・議会支援（市議会への図書の提供）
などを行っています。

伊万里市民図書館が目指している姿は、
『図書館サービスのライフステージごとの目標』
・幼い子らにはいのちをはぐくむ絵本を
・成長期の子どもには心の糧となる本を
・学ぶ若者には知識欲を満足させる本を
・社会人には生活や仕事に役に立つ本を
・お年寄りには豊かな人生を振り返る本を
『教育施設としての図書館のミッション』
すべての人の成長（自立・自律）と成熟、自己実現を支える教育施設こそが図書館
→図書館は、ひとづくり・まちづくりを支える成長する施設
ということです。

また、「図書館フレンズいまり」を含め、様々なボランティア団体が活動されています。
図書館フレンズいまりには、会員が350名以上在籍し、会員が年会費1,000円を出し合い、活動しています。活動内容としては、古本市や俳句まつり、講演会などを開催しています。

【館内視察について】
書棚の高さや書棚間のイス、書斎スペース、また子どもコーナーの近くに子ども用トイレを配置するなど、魅力的な設備で、市民の方々がくつろぎながら各々の時間を過ごしている姿を見学することで、市民の図書館ということを深く感じることができました。